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コラム

注文住宅を土地なしからでも5分で解決!段階的な流れが分かるステップガイド

「注文住宅を建てたいけれど土地がありません」
「土地なしで注文住宅を建てるときの流れは?」

私たちに注文住宅のご相談にくる方の多くは土地がない方々です。ご自身で土地を持っている方が少ないので、実家を離れてマイホームを建てる際は土地探しがどうしても必要になります。

この記事では、注文住宅を建てたいけれど土地なしの状態から、どのように進めていくのが最善なのかを段階的に流れが分かる型式でお伝えしていきたいと思います。

1.注文住宅を土地なしから建てる「流れ」

カップルが地図を見ながら道を歩いている様子

注文住宅を土地なしから建て終わるまでの主な流れとしては、

  1. 住みたい地域を決める
  2. 建築会社や不動産会社に相談
  3. ローンの仮審査
  4. 注文住宅の設計
  5. ローンの本審査と工事請負契約の締結
  6. 着工
  7. 完工(引き渡し

以上が注文住宅を土地なしから建てられる方の大まかな流れとなります。以降で詳しく紹介していきましょう。

注文住宅 土地なしの流れ ①住みたい地域を決める

学校に歩いていく子供の様子

まず、最初に住みたい地域を決めましょう。そのときに大事なのは、住みやすさの条件確認です。男性と女性では感覚の違いがあるため、各々に住みやすさの認識は異なります。

たとえば、住みやすい地域のイメージとして

  • 駅が近い
  • 学校が近い
  • 買い物がラクな場所がいい
  • 人が少ない地域がいい
  • 実家に近い場所がいい

など様々な場所が考えられます。パートナーや夫婦で話し合い、住みたい地域の条件のすり合わせを行いましょう。

参考① 学校が近い

土地なしで注文住宅を建てる方に人気なのは、学校が近い地域です。特に徒歩で5~10分圏内が人気で、子供が徒歩で通学する負担が少ないことや送迎などの負担が少ないことが選ばれる理由になっています。

また、学校の行事で駐車場に悩む心配がないことも挙げられています。学校が近い地域を選ぶことで、時間的・身体的にラクになることは間違いありません。ただし、土地価格は人気な場所ほど高くなるので、予め把握しておきましょう。

参考② 実家から近い地域

様々な土地を検討した結果、実際に多い傾向があるのは「実家に近い地域」の土地を買って注文住宅を建てる場合が多いです。選らんだ理由をお聞きすると、「実家から近いことで、夫婦共働きでも子供を預けられる安心感があるから」と回答を頂きました。

たしかに、子育てのことを考えると少しでも実家に近い場所で、有事の際にお父さんやお母さんに協力を得られるのは、とても心強いですよね。私も実際に経験しているのでおすすめです。

注文住宅 土地なしの流れ ②住宅建築会社に相談

地図を広げながらプランを考えている様子

注文住宅を土地なしの状態から住みたい地域を決めたら、次は住宅建築会社に相談をしましょう。相談する会社は、ご自身が情報収集等で気になっているところで良いでしょう。昨今の住宅建築会社の多くは土地探しも行います。

なぜなら、土地なしでは注文住宅が建てられないからで、スピード感をもって進めるために住宅建築会社でも土地を探す役割を行うことが多くなっています。遠慮せずに建物と土地の相談をしてみましょう。

不動産会社にも相談しておく

土地を探すのに使えるカードが多いに越したことがありません。建築会社とは別に不動産屋に住みたい地域の土地を探しの依頼をしましょう。そうすると見つかり次第、連絡が入るようになります。

ただし、注意があり、土地の中には「建築条件付き」の土地があります。この土地の場合は、建てられる住宅会社が決まっているため、ご自身が相談してる住宅会社や工務店に注文住宅を建てる依頼ができなくなります。

不動産屋に相談すると、土地が見つかる可能性が増えますが、「建築条件付き」の土地も進められる場合があるので理解しておきましょう。

注文住宅 土地なしの流れ ③ローンの仮審査

次はローンの仮審査です。自己資金で注文住宅を建てる場合を除き、銀行から借り入れを行うため住宅ローンを組む必要があります。住宅ローンの仮審査を行うことで、ご自身が借り入れできる金額が明確になります。

住宅ローンの仮審査で見られるのはご自身の返済能力になりますので、予想していた金額と違いが出ることも、もちろんあります。また、仮審査が通らない場合もあります。

たとえば、携帯料金の未払いや滞納経験ががある場合は仮審査が通りません。予め把握しておきましょう。話を戻すと、ローンの仮審査が通ったら審査結果の金額をもとに注文住宅の設計に入ります。

金融機関(住宅ローン会社)の探し方

ちょっと余談になりますが、金融機関(住宅ローン会社)の探し方についてお伝えしましょう。住宅ローンを組む金融機関については、ご自身で探しても良いですし、建築会社に相談しても大丈夫です。

一般的には、建築会社にお任せするケースが多いです。その理由は、金融機関が平日しか開店していないからです。土日が休日というの方が圧倒的に多く、金融機関に行くために平日休みを取る必要があります。

また、もう一つの理由としては、お客様の負担を減らす取り組みとして行っています。住宅建築会社によっては、住宅ローンアドバイザーが在籍している場合もあるので、住宅ローンについて詳しい説明も受けられます。

たとえば、ご自身にあった無理のない月々の返済金額と計画などをアドバイスしてくれます。上手に活用してもらえると良いかと思います。

土地の仮押さえ・購入

土地なしの方の場合は、土地の目途が立っていないと次の段階に進めません。なぜなら、土地の条件ごとに建物の設計が違うからです。道路に面している方角や土地の形によって、最適化をするため設計が変わります。

たとえば、「玄関の場所」は方角や駐車場の有無と広さによってだいぶ異なります。そのため設計に進むには、土地の購入までとはいきませんが、仮押さえの段階になっているのが理想と言えるでしょう。

また、土地の状態を確認し、地盤調査の有無もでてきます。必要な場合は見積りに反映しなければいけません。土地購入の原則として、住宅ローンで土地のみの購入はできません。金融機関によっては色々な方法があるようですので、探し始める段階で相談をしておくのがベストです。

注文住宅 土地なしの流れ ④注文住宅のプランと見積もり

家族で間取りを考えている様子

ここまで来て、やっと注文住宅のプラン決めにはいります。借り入れできる金額が基準となりますので、それに沿った設計になります。ここで決めるのは、主には建物の大きさ・間取り・デザイン・設備の大きさと数です。

細かい部分はざっくりになる場合が多いですが、注文住宅のほとんどの部分を打合せで決定していきます。打合せの回数や時間は多くなるので大変ですが、楽しみながら住まいの設計をしていきましょう。

こうして決まったプランをもとに、注文住宅の見積りが作成されます。

注文住宅 土地なしの流れ ⑤工事請負契約の締結とローンの本審査

プランと見積りを確認しながら、細かな部分の訂正を繰り返し行います。納得する内容に決まったところで工事請負契約の締結となります。その後は様々な確認申請を建築会社が行います。

申請関係の詳しい説明は省きますが、建築許可が下りたところで住宅ローンの本審査となります。無事に住宅ローンの本審査が通ったところで、金融機関と契約となります。

注文住宅 土地なしの流れ ⑥着工

いよいよ着工です。一安心する方もおられますが、実際はこれからが本番です。近隣にご挨拶に行ったり、地鎮祭や上棟式もあり動きが活発になります。

工事中は、危険なので作業中の現場内に入ることができませんが、定期的に様子を伺いに行って現場監督と職人さんとのコミュニケーションを図ると良いでしょう。

関係が構築できると、ちょっとした要望を聞き入れてくれるかもしれません。

注文住宅 土地なしの流れ ⑦完工

着工から約3~4ヶ月で工事が完了します。完成後はすぐに引き渡しになりません。

申請通りに建物が建っているのかを検査機関で確認が行われます。引渡し前には、お客様との完成確認を行います。プラン通りになっていることや傷の有無について細かくチェックをしていきます。

併せて様々な設備の取扱い方法やお手入れ方法などの説明もあります。何も問題がなければ引き渡しとなります。

注文住宅を土地なしから建てる「流れ」のまとめ

家族と家があり日が沈む前の様子

注文住宅を土地なしの状態から、建て終わるまでの流れを紹介しました。土地を探す期間は、タイミングによって大きく異なります。一つだけ言えるのは、早いうちから土地の検討はしていた方が良い、ということです。

人気があるエリアから埋まってしまいますし、その周辺地域も順次埋まっていきます。住みたい地域を夫婦で相談しておくだけでも、だいぶ違います。ぜひ参考にしてみてください。

最後までお読みくださいり、ありがとうございます

最後まで読んでくださりありがとうございました。この記事が皆様のお役にたてたら幸いです。読んでみて疑問に思ったことや解決しなかったことがありましたら、ぜひ教えてください。

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