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注文住宅の地鎮祭は必要?今どきの事情を解説!

注文住宅に限らず新築住宅を建てる際、地鎮祭を行うかどうか悩む方が多いでしょう。地鎮祭は、土地の神様に工事の無事や家族の幸せを祈る伝統的な行事です。最近では、地鎮祭を行わない施主様も増えてきていますが、その意味や流れを理解することで、より自分に合った選択ができるようになります。

 

 

以下がこの記事の目次になります。

 

1.地鎮祭って何?

注文住宅の地鎮祭で祈願する神主と家族

地鎮祭は注文住宅や規格型住宅など、新しい家を建てる前に行う大切な儀式です。土地を清め、工事の安全や家族の繁栄を祈ることが目的です。この行事は、日本の文化に深く根ざしていて、土地や自然に対する感謝の気持ちを表現します。地鎮祭を通じて土地神様に敬意を示し、工事が順調に進むよう願います。

2. 注文住宅 地鎮祭はしたほうがいい?

注文住宅を建てるにあったって地鎮祭を行うかどうかは、あくまで施主様のお気持ち次第です。地鎮祭を行った場合は、家づくりに対する不安を軽減し、安心感を得られるでしょう。また、地域によっては地鎮祭が大切な行事になっている場合があり、地域の文化を尊重する良い機会になります。大切な人たちと一緒に祈願をすることにより、家づくりの想いでの一部となることでしょう。

2-1. 注文住宅の地鎮祭はどんなことをするの?

注文住宅の地鎮祭は、基本的に他のハウスメーカーと同じです。以下のような儀式が行われますのでご紹介します。

土地を清める: 神主が祝詞を読み上げて、土地を清めます。これは、神様を迎えるための重要な準備です。
玉串奉奠(たまぐしほうてん): 参加者が玉串を捧げ、工事の無事を祈ります。玉串は神様への奉納を意味する木の枝です。
供物を捧げる: お酒や米、塩、野菜などを祭壇に供え、土地の神様に感謝を伝えます。

2-2. 注文住宅の地鎮祭はいつ行う?

注文住宅の地鎮祭は、規格型住宅と同じように工事開始の数日前から当日までの間に行うのが一般的です。日取りは神主様と相談し、吉日を選びます。これによって、土地の神様に良いエネルギーを与え、工事が順調に進むように願います。

2-3. 注文住宅の地鎮祭はどこに頼む?

注文住宅の地鎮祭を行う際は、通常建築会社で段取りを組みます。注文住宅を建てる地域の神社や神主様に依頼をしています。お付き合いのある神社や神主さんへご依頼したい場合には、是非ご相談ください。また、その際にご希望や不明点を確認をしましょう。

2-4. 注文住宅の地鎮祭の流れは?

注文住宅の地鎮祭の流れは、通常神主様の指示に従って進められます。一般的な規格型住宅と同じで、流れは通常以下の通りです。地域によって、内容については多少変わります。

・ 神主様が到着し、祭壇を準備します。
・神主様が祝詞を読み上げ、土地を清めます。
・玉串奉奠を行います。 参列者が順番に玉串を捧げて祈願します。
・供物を祭壇に捧げ、土地の神様に感謝の気持ちを伝えます。
・神主様が儀式のまとめを行い、参加者に感謝の言葉を述べます。
全体で約1時間程度が目安ですが、地域によって異なることもあるので、事前に確認しておくと安心です。

地鎮祭はしたほうがいい?

2-5. 地鎮祭に参加する人は?

注文住宅の地鎮祭には施主様のご家族全員、親しい友人、施工業者の代表者などが参加するのが一般的とされています。ですが、最近は略式で行う場合もあるようです。施主様のご都合や希望を伝えて、なるべくそれに沿った形で行ってもらうのも良いでしょう。

2-6. 地鎮祭の際に埋めているものは何?

地鎮祭の儀式中、土の中に何が埋められたのか気になったことはありませんか?これは「鎮め物」と呼ばれ、土地の神様を鎮めるための神主様が用意するお守りです。中身は人型や盾、矛、小刀、長刀子、鏡、水玉など、地域や神社によって異なります。箱や封筒などに入れて神主様から手渡され、中身は見てはいけません。また、 地鎮祭で使った玉串を埋めることがあります。これは土地の神様への奉納の意味を持ちます。お酒や米、塩などを埋めることもあります。これは神様への感謝を示すものです。

2-7. 事前に準備するものは?

注文住宅の地鎮祭の準備には、お酒、米、塩、野菜と玉串などがあります。新築を依頼している建築会社では、家を建てる為の大切な儀式のひとつとなるため、前もってご準備いただきたい物の連絡があります。弊社でも注文住宅を建てる際は、前もって打合せを必ず行っているのでご安心ください。わからないことは遠慮なく建築会社へ確認してみましょう。また、神主様への謝礼も準備が必要です。金額は地域や神社によって異なるため、事前に調べておきましょう。

2-8. 注文住宅の地鎮祭 費用はいくらくらい?

注文住宅の地鎮祭費用は、一般的に以下のような項目が含まれます。

・神主様への謝礼は 約5万円から15万円程度。
・供物の費用として、 数千円~1万円程度。
・祭壇の設置費用は神社や神主様によって異なりますが、一般的には数千円から数万円くらい。

総じて、地鎮祭にかかる費用は約6万円から20万円程度が目安です。具体的な金額は地域によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。

2-9. 地鎮祭当日の服装は?

地鎮祭当日の服装は、フォーマルなものが良しとされていますが、男性はスーツやビジネスカジュアルな服装、女性はワンピースやスーツなどで良いでしょう。地域によってはカジュアルなスタイルでも問題ない場合もあります。事前にご近所の方やご親戚に確認してみましょう。

3. 注文住宅で地鎮祭をしなかったら?


注文住宅に限ったことではありませんが、地鎮祭を行わなくても、住宅を建てることはもちろんできます。あおい創建では基本的に注文住宅の地鎮祭を執り行ってから建築をはじめますが、もちろん強制ではありません。地鎮祭はあくまで選択肢の一つであり、施主様のお気持ち次第で決めていただければ大丈夫です。大切なのは、自分たちが心地よいと思える方法を選ぶことです。

まとめ

地鎮祭は、注文住宅の家づくりにおいて重要な儀式です。土地や家族への感謝を表し、工事の無事を祈ることで、心の安らぎを得ることができます。地鎮祭を行うかどうかはあなた自身の気持ちに寄り添った選択であり、どちらにしても素敵な家ができることには変わりありません。ぜひこの記事が参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

よろしけば注文住宅の上棟式は行うべき?現代の傾向と実情も併せてお読みください

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