「テレビアンテナはどうしようかな~…。」
ここ10年でテレビの必要性が大きく変化してきました。
二極化が加速し見る人と見ない人の比率が半々くらいになっていると感じます。
アンテナ設置で迷われている方も居ると思いますので、
今回は、注文住宅のテレビアンテナについてお伝えしたいと思います。
記事の目次
- 注文住宅を建てる際にアンテナは必要ですか?
- 注文住宅に付けるアンテナの種類
- アンテナを付ける場所は様々
- 注文住宅でアンテナを取り付ける位置は間取りが決まってから
- アンテナが無くてもテレビは見れる
- まとめ
以上が目次となります。目次の順番通りに進めて行きましょう。
この記事では、注文住宅のアンテナ事情を知ることができ、アンテナ選びや取付ける位置などで迷わなくなります。それでは、本題に入りましょう
1.注文住宅を建てる際にアンテナは必要ですか?
冒頭でも触れていますが、テレビを見る人と見ない人の二極化が進んでいると感じます。
内閣府が2019年に行った調査によると、「全年齢の平均で80%以上の人が1日に1回はテレビを見ている」
となっているようですが、はっきり言って信ぴょう性が薄いです。
ちなみに、テレビが必要・不要の話となると、また違う見解があります。
2000年~2015年の総務省のデータによると、2000年の13~19歳の若年世代の1日の視聴時間は、約180分程度。
しかし、2015年は約70分まで減っており、15年の間に半分以下となっています。
それ以降のデータが存在しないため正確なことは言えませんが、
そこから10年近い年月が経過している現在は、さらに視聴時間は減っていると推測できます。
個人的には、若年世代の方々はテレビがついているから見ているだけに過ぎず、
テレビが無ければ見ないとも言える状況にあると思っています。
身近なところでもテレビ離れがわかる
私は子供が二人いますが、子供たちはテレビを全く見ません。パソコンかスマートフォンしか見ていないのです。
逆に、実家の両親は常にテレビを付けたままで生活しています。
リビングに人が居ようが居まいが関係なしにずっと付けたままです。
このように身近なところから分析していっても、見る人と見ない人では年代で差が生じています。
話を戻すと、今の時点で注文住宅を建てる検討をしている年代の方々は、
20代後半~30代後半の夫婦が多いです。
テレビを見ない方もいらっしゃると思います。その方々はテレビのアンテナ工事は不要になるので、
以降の私の話は聞いていてもつまらない内容になります。
逆にテレビを見る方にとっては、参考になる記事になると思いますので読み進めてみてください。
というように、テレビを必要としているのか、または不要なのかで分かれると思いますので、
ご自身のご家族としっかり話した上で決めてもらった方がいいでしょう。
2.注文住宅に付けるアンテナの種類
近年は、テレビ用のアンテナはデザインアンテナが主流になりつつあります。
地域の条件によっては、デザインアンテナは使用できないところもあります。
そういった事も考慮して、アンテナの種類をお伝えしていきましょう。
八木式アンテナ
今は、あまり見かけなくなったアンテナですが、電波を拾う能力が高いため
主に中・弱電解地域(テレビの電波状況があまりよくない地域)では現役で活躍しています。
ゲジゲジしている部分は素子と呼ばれており、「14素子」「20素子」「30素子」と
数字が多くなるほど電波を拾う性能が高くなります。
20年ほど経過しているの家屋では、屋根馬を使用しワイヤーで固定している状況が多いですが、
強風や屋根馬の劣化によって向いている方向が変わりテレビが見れなくなるケースも出ています。
そのため、メンテナンスがしやすい場所に取付けることをオススメしています。
たとえば、バルコニーに取付けた場合は、不具合があってもコストを安く済ませることが可能になります。
デザインアンテナ
スタイリッシュなお家の外観に合わせられるような形状をしているのが、デザインアンテナになります。
代表的なモノはユニコーンアンテナで、その見た目はアンテナのイメージを一新した形状になっています。
色も白・黒・ベージュなどがあり、住まいの外観に合わせた色を選ぶことも可能です。
ただし、電波を拾う能力が高くないため、主に強・中電解地域で用いられることがメインです。
弱電解地域での使用はオススメしておりません。
電波を拾いやすい場所を選んで付ける必要もあるので注意しましょう。
3.アンテナを付ける場所は様々
どのアンテナにも言えることですが、基本的には電波が飛んでいる基地局に向けてアンテナを設置します。
私がいる石巻市を例にすると、仙台の基地局に向かってアンテナの設置します。
方向がわからない場合は、近所のお宅のアンテナが向いている方向を見ると一目瞭然です。
しかし、付ける場所によっては、電波を拾いにくい状況になるので注意が必要です。
アンテナを付ける詳しい位置は画像のようになります。
「屋根」「破風」「バルコニー」「外壁」が基本的にテレビ用のアンテナを取付ける位置になります。
さらに外観を気にされる方は、道路から見えない位置に設けることが多くなっています。
4.注文住宅でアンテナを取り付ける位置は間取りが決まってから
上でも軽く触れていますが、アンテナを取り付ける位置は注文住宅を建てる場所が決まってから方角が確定します。
さらにはプランが確定すると、取付けるられる位置が明確になります。
注文住宅を建てる土地があり、間取りプランなどが確定し、
近隣の状況と照らし合わせながら決めるような流れとなります。
そのため、注文住宅を検討している段階では、考えても解決しないところもあるのです。
たとえば、「隣に建物がある場合は、外壁やバルコニーの高さでは基地局の方向にアンテナが付けられないと思うので、
屋根や破風に付けるようになります。」とお伝えしても、漠然としかイメージできないと思います。
そのため、アンテナを取り付ける位置は間取りが決まってからになる、ということになります。
5.アンテナが無くてもテレビは見れる
冒頭でも触れていますが、テレビを見ない方が増えている中で、
そもそも地上波で放送されているコンテンツが面白くないから見ないという方もいらっしゃいます。
実は、私もその一人です。私の自宅にはリビングに1台のテレビがあるだけで、
その他の部屋には設置していません。
いっそのこと、チューナーレステレビかパソコン用のモニターにでも交換しようか迷っているところです。
動画配信サービスや音楽配信サービスが充実してきてるため、
好きな時に好きなコンテンツを映せる画面だけあれば充分に楽しめるようになったからです。
しかし、「ニュースを見ないと情報がとれないじゃん!」と言われることもありますが、
スマートフォンを使えば時事的なことはすぐに把握することができます。
また、幼い子供たちも動画配信サービスを見て育ってきている子が多くなっています。
良し悪しは個々の考え方で違いますが、
アンテナが無くても地上波が見れなくても楽しめるコンテンツはあります、というお話でした。
まとめ
注文住宅のアンテナについてお伝えしてきました。昨今のテレビの存在意義にも触れながら、
アンテナの種類・取付ける位置・注意点も含めた内容は、いかがでしたでしょうか。
アンテナのことについては、私の経験に基づいたことをお伝えしているので、
専門的には至らないところもあります。そこはご了承ください。
個人的な意見が多い記事となりましたが、参考になると嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。